2020 6月 30

Datasite、M&A市場最新動向レポートを発表

2025年、AIの発展によりデューデリジェンスの実施期間が1か月になると予想

 

グローバルでM&A(合併買収)専門家にSaaSプラットフォームを提供するDatasite(旧称メリルコーポレーション)は、世界のビジネスリーダー向けに調査・コンテンツの情報源となっているEuromoney Thought Leadership Consultingと共同で、M&A市場最新動向レポート「The New State of M&A」を公開いたします。今後5年間、人工知能(AI)などの新たなテクノロジーにより、デューデリジェンスの実施期間は現在の3~6か月から1か月以内に短縮される見込みなど、M&Aのプロセスが変容を発表しています。

レポートでは、北中南米や欧州・中東・アフリカ(EMEA)、アジア太平洋(APAC)の企業やプライベートエクイティ企業、投資銀行、法律・専門サービス企業の2200人以上の担当者に、M&Aの現在の状況および将来の見通しについて尋ねました。回答者の48%は、デューデリジェンスがデジタルトランスフォーメーション(DX)の主要領域であり、技術の進展による恩恵を一番受けると想定しています。また回答者の半数以上(56%)は、2025年までにデューデリジェンスの期間が平均で1か月以内になると予測しました。現在の状況と比べてみると、北中南米やEMEA地域(63%)では完了まで1~3か月を要し、 APAC(66%)諸国では3~6か月を要しています。

さらに回答者の67%が、M&Aプロセスにおいて5年以内にデジタル成熟度が向上し、技術が高度に洗練されると予測しています。一方でディールメーカーの82%が、現在のM&Aプロセスのデジタル成熟度や技術の洗練化度合いは中レベルとみています。地域別に見ると、ディールメーカーは、デジタル成熟度が高く技術面でも洗練化されたM&Aプロセスの導入はEMEA地域が最も遅れると考えています。

Datasite最高経営責任者(CEO)ラスティ・ワイリーは次のように述べています。

「AIや機械学習などの新たなテクノロジーにより、デューデリジェンスのみならずM&Aプロセス全体が高速化し、労働集約度も下がっています。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)がもたらした市場低迷により組織再編が増えていますが、再編も含めたすべての企業活動を管理する際に、これらの新たな能力が役立ちます。」

 

変化するデューデリジェンスの要求

業界のデジタルトランスフォーメーションが完了したとみなされるまでには、まだ成されるべきことが残っています。投資面での制約や、データセキュリティ・データプライバシーを巡る問題は、取引完了にとって依然大きな障害と考えられています。例えば、ディールメーカーは、テクノロジーによりデューデリジェンスのプロセスが加速する可能性に言及し、AIや機械学習のテクノロジーを備えたバーチャルデータルームがデューデリジェンスを最も加速させると、35%が回答しています。しかしながら、ESG認証の提供、データプライバシー規制の順守など、対象企業の能力が取引の成功を左右するでしょう。ディールメーカーの78%が、対象企業のESG認証に対する懸念のために取引の進行プロセスが妨げられた経験があると回答しました。一方で、40%がデータプライバシーへの懸念が取引に同様の影響を与えると回答しています。デューデリジェンスへの対応ができないため、取引中止の可能性があるとして、データセキュリティやサイバーセキュリティが最大の課題であると回答したM&A担当者は36%でした。また、3分の2以上(69%)のディールメーカーが、ESG要素やデータプライバシー規制が2025年までのM&Aのデューデリジェンスにおいて非常に重要な検討事項になると回答しています。両者とも、現在の10%ほどから上昇しています。

ワイリーCEOは次のように述べています。「経済不況により、多くの企業の業務プロセスが大きく変わりましたが、M&AでのESGへの懸念が増していることへの影響は軽視できません。新型コロナウイルスにより、企業が従業員や顧客、サプライヤーをどうみているかに注目が集まりました。ESG要素はこれからも、企業が潜在的なターゲットやビジネスパートナーを選ぶ際に影響を与えていくでしょう。」

ただし、テクノロジーがM&Aプロセスすべての課題を解決するとは想定されていません。ディールメーカーはテクノロジーでは単純に自動化できない領域があると述べており、それは特に戦略(89%)や交渉(80%)、取引の準備(65%)で顕著だとしています。         

 

その他の注目点:

  • M&A担当者の31%が、取引に関する不完全・不正確な文書や情報がデューデリジェンスを遅らせる最も大きな要素であると回答
  • M&A担当者の65%が、新たなテクノロジーにより、5年以内にデューデリジェンスプロセスにおける分析能力が向上すると考えている
  • M&A担当者の30%が、安全なエンドツーエンドプロセスやデータ管理、コミュニケーションがテクノロジーによって最も向上すると考えている
  • M&A担当者の50%が、バイヤーの権限内での行動に関する知見の欠如が販売用資産のマーケティングにおける最大の課題であると回答
  • 今回の調査は、2020年2~4月にEuromoney Thought Leadership ConsultingとDatasiteが実施。

レポート詳細については、以下をご覧ください(英語):www.datasite.com

 

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Euromoney Thought Leadership Consultingは、世界のビジネスリーダーやファイナンスリーダーのための、独創的で信頼性が高く、影響力のある主題研究およびコンテンツの作成を専門としています。

 

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M&A業界向けにSaaSを提供する大手企業として、世界中のディール・メーカーにディール・ライフサイクル全体での成功に必要なツールを提供しています。詳細情報については、www.datasite.com/jp/ja をご覧ください。

 

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