プレスリリース2026年7月23日
Datasiteのデータによると、2026年上半期の世界的なディール始動数が31%増加したことで、M&Aの勢いが加速しています
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買手側が市場へ戻り、ディール担当チームによる準備が迅速化する中、初期段階における取引の立ち上げは広範な回復を示しています
ミネソタ州ミネアポリス2026年7月23日 – Datasiteプラットフォームのデータによると、2026年上半期における新規の世界的なディール始動数は前年同期比で31%増加しました。これは、より多くの企業やプライベートエクイティのディールメーカーが取引の準備を進めていることを示しています。
多くの取引は公表される数ヶ月前にDatasite上で開始されるため、この増加傾向は、2026年後半から2027年初頭にかけて公表されるディール件数がさらに堅調に推移することを示唆する先行指標となります。Datasiteは年間約16,000件の新規ディールをサポートしています。
本データは、ディール成約における次の波を形成する4つの変化を浮き彫りにしています。それらは、取引パイプラインの再構築、AIと自動化による準備の迅速化、テクノロジー分野を超えた広範なセクターの勢い、そして安定した成約率に伴う戦略的買手の活動活発化です。
DatasiteのCEOであるRusty Wileyは、「回復の動きは、一部のセクターや地域にとどまらず、広がりを見せています」と述べています。「多くのディールメーカーが静観から準備へと移行しており、その変化は当社のプラットフォーム上で立ち上げられる新規取引の動きに反映されています。不確実性は残るものの、企業やスポンサーは傍観することなく、具体的な行動を起こしています」。
ディール成約の次の波を形成する4つの変化
パイプラインの再構築
最も明確なシグナルは、取引を立ち上げる企業が増加していることです。理想的な条件が整うのを待つのではなく、買手と売手は長期的な成長に向けて体制を整え直しています。
- 世界全体のディール始動数が31%増加
- 米州地域が52%増加
- EMEA地域が13%増加
- APAC地域が4%増加
AIと自動化による準備の迅速化
ディールは複雑な状況が続いていますが、担当チームによる資料の整理は迅速化しています。今年上半期における世界全体の準備期間の中央値は、前年同期の14日間から12日間に短縮されました。なお、APAC地域の中央値は6日間でした。デューデリジェンス全体の期間は181日間と横ばいであり、規制当局による審査や交渉、最終決定が、依然として人間の専門知識に大きく依存している実態が浮き彫りとなっています。
AIと自動化が情報の整理や反復的な手作業の削減、さらには早期のリスク抽出をサポートすることで、高度な判断を要する意思決定により多くの時間を充てられるようになります。
セクターの勢いはテクノロジー分野を超えて拡大
テクノロジー分野が牽引した過去のM&A回復期とは異なり、現在のパイプラインは多様なセクターによって構成されています。
| グローバルセクター | 2026年上半期と2025年上半期の始動数比較 |
|---|---|
| ヘルスケア | +32% |
| 産業・工業 | +25% |
| エネルギー・電力 | +25% |
| 消費者 | +15% |
| TMT | +2% |
ヘルスケア分野は人口統計的な需要やイノベーション、AIを活用した創薬の恩恵を受けている一方、製造業セクターは自動化や生産現場の近代化、サプライチェーンの強靭化によって支えられています。エネルギー・電力分野の成長は、AI導入やデータセンター拡張に対応するための発電・インフラ投資の拡大を反映したものです。TMT分野は、ここ数年間にわたりディールフローが高水準に推移した影響で、プラス圏を維持しつつも緩やかな伸びにとどまりました。
成約率の安定に伴い戦略的買手の活動が活発化
フィナンシャルスポンサーと並び、戦略的買収層の活動が活発化しています。
- Datasiteを利用する企業ユーザー数は世界全体で28%増加しました。
- 米州地域の企業ユーザー数は41%増加
- プライベートエクイティのユーザー数は23%増加
市場に流入する取引が増加しているにもかかわらず、成約率は各地域とも概ね安定して推移しています。
- 世界全体の成約率:45%
- 米州地域:50%
- APAC地域:43%
- EMEA地域:37%
調査方法
Datasiteは、2026年1月1日から6月30日までに始動した世界的な取引プロジェクトを対象に、匿名化・集計されたプラットフォーム内の活動を2025年同期と比較分析しました。すべての増減率は前年同期比の比較に基づきます。ディール始動とは、Datasiteプラットフォーム上における新規取引プロジェクトの開始を意味しており、同プラットフォームは年間約16,000件の新規プロジェクトをサポートしています。成約率とは、分析期間中に開始されたプロジェクトのうち、Datasite上で完了ステータスに至った割合を指すものであり、必ずしも公表済み、あるいは法的に完了した取引を示すわけではありません。準備期間はプロジェクト開始から買手や投資家によるレビュー体制が整うまでの日数の中央値を表し、デューデリジェンス期間は実施中のデューデリジェンスワークフローにおける所要期間の中央値を反映しています。DatasiteプラットフォームのデータはM&A市場全体を網羅するものではありません。しかし、多くの取引が公表前にDatasite上で開始されるため、ディール準備の状況を早期に把握する指標となります。
Datasiteについて
Datasiteは、成果を最適化するために専用設計されたツールを活用し、プライベートマーケット取引における情報の流れを促進するインフラストラクチャを提供しています。売り手側向けの仮想データルーム、買い手側向けのインテリジェンス(Grata)、エージェント型AIアプリケーション(Blueflame AI)、取締役会・ガバナンス管理(Sherpany)、そしてオープンデータインフラストラクチャ層にまで及ぶDatasiteの革新的な製品ポートフォリオは、投資ライフサイクル全体の業務遂行を促進すると同時に、独自のデータインサイトを生成して、世界中の投資家、アドバイザー、取引専門家を支援しています。大手PEファンド、法律事務所、投資銀行、コンサルティング会社から信頼されているDatasiteは、26年にわたるエンタープライズグレードのセキュリティ、コンプライアンス、信頼性を基盤として構築されています。


