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2022年12月01日 | ブログ
韓国は、個人間および公開市場に支えられた強力なスタートアップエコシステムを構築しています。 強力なR&Dと生産能力により、世界知的所有権機関が発表した最新のグローバル・イノベーション・インデックスで5位にランクインしています。
世界中から注目が集まる中、韓国は世界のテクノロジーどのように関わっているのでしょうか。Web3テクノロジーは韓国のビジネスにどのような影響を与えるのでしょうか?テクノロジーの展望はどのように進化しているのか、今後数年間で最も成長するのはどのサブセクターなのでしょうか。
これらの質問は、先日ソウルで開催された「AVCJ Private Equity and Venture Forum Korea」のパネルディスカッションででたトピックです。「Technology and innovation in South Korea - Taking center stage」のセッションでは、Sparkslab Groupの共同設立者兼パートナーのJimmy Kim氏がモデレーターを務め、下記皆様がパネリストとして参加しました。
第4次産業革命は技術革新によってもたらされ、“新しい”エコノミー企業は、韓国と東アジアにおける気候や持続可能性、ロボットやオートメーション、サプライチェーンやロジスティックスといったサブセクターの成長と進化を予測しています。
Web3 技術は、投資家にとって、フロントランナーとして、また投資対象として現実的な選択の一つとなっています。Web3に対する投資家の認識は様々で、消費者と生産者の距離が縮まり、仲介者を必要としなくなるという見方があります。
また、若い世代、特にZ世代は、テクノロジーが提供する透明性を好み、それがもたらす公正さを高く評価しているともいわれています。この点で、Web3テクノロジーは、彼ら同士がコミュニケーションをとり、サービスプロバイダーも参加できるようなコミュニティ形成を可能にします。
韓国のハイテクシーンは、投資の観点からも大きな機会を提供しています。従来の投資家、すなわち企業や金融機関はテクノロジー取引に参加し、デジタル上のシェア拡大を狙っているため、投資の観点からも大きな機会があるといえるでしょう。
韓国で投資とディールメーキングの準備が整っているといわれるセクターは、両極に分かれています。国としては、一人当たりのGDPが高いため、可処分所得が増加した消費者は「時間を買う」ことを好み、レジャー産業、家事サービス、医療などの分野では、不況下でも需要が高まる可能性があります。
一方、テクノロジーがもたらしたニューエコノミー関連の新興企業が新しい投資先として、台頭してきています。気候変動やSDGs、ロボットと自動化、サプライチェーンロジスティックスなど進化し続けるセクターは、韓国と東アジアで成長見込みのある分野といえるでしょう。
韓国およびAPAC地域におけるディールメーキングのトレンドや市場情勢については、DatasiteのDeal Driversレポートをご覧ください。
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